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八女福島(福岡県)に視察に行ってきました①(2023/5/19-21)。

更新日:2023年7月15日


G7サミットのため厳重な警備がしかれていた広島を脱出し、MANYSIDEのメンバー4人で、福岡県八女市の八女福島のまちづくりの視察に行ってきました。


視察にあたり、丁寧に案内していただいた北島様(NPOまちづくりネット八女)、玉垣様(㈱つぎと)、轟様(八女市役所)、藤木様(国土交通省九州地方整備局)、沖様(㈱八女流)ほか、本当にありがとうございました。


【1日目】2023年5月19日(金)


伝建地区「八女福島」のまちなみをそぞろ歩き。

八女福島は、は江戸中期から後期にかけて、仏壇・提灯・和紙等の取り引きが盛んになり、土蔵造りの町家が並ぶ白壁のまちです。NPOまちづくりネット八女の北島さんに案内していただきました。


まずは旧八女郡役所へ。

明治20年代から大正2年まで「八女郡役所」という八女地方の行政の中心の建物だったそうです。

今は、ある意味手つかずの大空間をイベントに使ったり、八女の地酒「繁桝」を中心に、こだわりの日本酒・焼酎・ワインを取り扱う「朝日屋酒店」さんが入ってます。伺った日の夜は、映画上映会をするんですよ~とおっしゃっていて、薄暗い空間に映画上映の光が灯っている風景が想像できて素敵でした。

ちなみに、最終日に再度「朝日屋酒店」さんにうかがって、八女福島で起こっていること、などなどついつい色々と話し込んでしまいました。


九州最古のお茶屋 矢部屋許居(このみ)本家

八女といえば全国的に有名な八女茶の産地。そんな八女市の中でも、江戸宝永年間から営業する九州最古のお茶屋さんです。

伝統的なお茶の製造方法がとても興味深く、八女和紙を貼った焙炉台の上でお茶を焙煎するのです。八女和紙という伝統工芸があったことが素地となって生まれた製造方法ということでした。

建物も素敵でした。増築を繰り返していて入り組んでいるのですが、それが生活感があってよいのです。建物を維持するのが大変なんですよ、とおっしゃっていましたが、使いながら守っていっていただきたいです。




カラフルな古民家 うなぎの寝床(旧丸林本家)

古民家の戸が開け放たれ、通りから見ると、久留米絣などのカラフルなMONPEがずらっと並んでいます。思わず、あそこ入ろ、と言ってしまうようなつくりになっています。最近はモンペもおしゃれで、ここのモンペも言わずもがなです。外国人のお客さまも多かったですね。似合いそうです。

古民家と伝統文化は相性がいいので、このようなお店を増やしていくといいですね。



コレゾ賞の方たちと食事「八女サヘホ」&酒屋「坂口酒店」

翌日に八女福島でコレゾ賞の授賞式があると聞き、コレゾ賞の関係者の方や地元の方とお食事をさせていただきました。

コレゾ賞とは、コレゾ、ホンモノと云える商品やサービスのつくり手の皆さんを表彰しましょうという賞で、次世代にそれらの技を残すことを目的としています。目的は立派ですが、関わっている方たちがとても個性的!


1軒目のあとに、地元酒蔵の跡継ぎの方がやっている酒場に行ったのですが、うちのメンバーの一人がすっかり意気投合!まるで旧知の知り合いのようになっていました。


この酒場も面白かったです。わたしたちがうかがったときは、ちょうど日本酒のオンライン酒塾の真っ最中で、偶然にも広島のお酒(マニアックな神石高原町のもの)がテーマで、キノハチ先生(笑)が画面越しにレクチャーをされていました。キノハチ先生は広島の大学を出たとのことで、ここでもご縁を感じました。



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